テストは、定着度を測ったり、弱点を見つけたりするだけのものではありません。テストを受けるときの態度や、受験でのルールやマナーを守ることも学びます。
実際の高校や中学の受験などでも、試験監督の先生は意外とそういうところを見ていることがあります。

テスト中は後ろを向いたり横を向いたりしてはいけません。基本的なことですが、これができないお子さんがいます。受験票や筆記用具を忘れないように注意したり、えんぴつを削っておいたり、消しゴムは予備を用意したり、テスト会場に行く前にもしなければならないことがありますが、意外と出来ていません。何回か経験することによって、きちんと出来るようになります。

また、テストは解き終わってから残った時間をどう使うかが大事です。低学年は座って待つことすら大変です。見直ししましょうとアドバイスしても、本当に見るだけです。読み直しをしましょう、計算の確認をしましょうと何回も伝えなければなりません。テストの経験の豊富なお子さんほど、見直しの仕方が上手になります。高学年でも初めて受験されたお子さんは、見直しの仕方が問題だったり、見直し自体をしないお子さんもいます。

小学生から受験はかわいそうと思われるかもしれませんが、経験することで見直しの習慣が身に着いたり、マナーやルールを学ぶことができます。チャンスがあれば、ぜひ、受けてみてください。